復元方法
バックアップしたファイルやリストを SharePoint に戻す方法を説明します。
復元の流れ
復元は次の手順で行います。
- メイン画面のメニューから 「復元」 をクリックします。
- 復元ダイアログが開きます。戻すフォルダー・戻す先・同じ名前があるときの扱いを設定します。
- 「確認だけ」 をクリックすると、実際には書き込まずに復元の内容だけを確認できます(ドライラン)。
- 「復元」 をクリックすると、確認コードを入力した後に復元を実行します。
- 復元中は進捗ダイアログに件数・現在のファイル・経過時間が表示されます。途中で中止もできます。
- 完了すると結果がログに表示されます。
復元を行うには、あらかじめサインインしてSharePoint に接続しておく必要があります(6. サインイン)。
復元ダイアログ
復元ダイアログでは、以下の項目を設定します。
保存先パス
ダイアログの一番上に、現在の保存先パス(バックアップ先のフォルダー)が表示されます。
戻すフォルダー
復元するバックアップのフォルダーを入力します。初回は保存先パスが初期値として設定されます。前回入力したパスはアプリを閉じるまで記憶されます。
「参照」 ボタンをクリックすると、バックアップ一覧ブラウザが開き、保存先の中からサイトやライブラリを選んで指定できます。
戻す先
復元先の SharePoint の URL を入力します。空にすると、バックアップの元の場所(元のサイト・ライブラリ)に戻します。別のライブラリやサイトの URL を入力して、別の場所に復元することもできます。
同じ名前のファイルがあるとき
復元先に同じ名前のファイルがすでにある場合の扱いを選びます。
| 選択肢 | 動作 |
|---|---|
| 飛ばす | 同じ名前のファイルがあるときは復元せずに飛ばします。 |
| 上書き | 同じ名前のファイルを無条件に上書きします。 |
| 変更があれば上書き | バックアップしたファイルの更新日時と SharePoint 上のファイルの更新日時を比較します。日時が異なる場合だけ上書きし、同じ場合は飛ばします(誤差 1 秒以内は同じとみなします)。 |
| 別名 | 同じ名前のファイルがあるときは「ファイル名 (1).拡張子」のように番号を付けて別名で復元します。 |
※ リストのアイテムは常に追加されます。飛ばす・上書き・別名の選択はファイル(ドキュメント ライブラリ)のみに有効で、リストのアイテムには適用されません。
なければ作る
チェックを入れると、復元先のライブラリやフォルダーが存在しない場合に自動で作成します。チェックを外すと、復元先が存在しない場合にエラーになります。
バックアップ一覧ブラウザ
復元ダイアログの 「参照」 ボタンをクリックすると、バックアップ一覧ブラウザが開きます。
保存先フォルダーの中にあるバックアップの内容を一覧で表示します。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| サイト名 | バックアップ元の SharePoint サイトの名前 |
| 名前 | ライブラリやリストの名前 |
| 種類 | ドキュメント ライブラリ・リスト・フォルダーなどの種類 |
| ファイル数 | バックアップに含まれるファイルの数 |
| アイテム数 | リストのアイテムの数(リストの場合のみ) |
| 最終バックアップ | 最後にバックアップされた日時 |
上部の検索ボックスにキーワードを入力すると、すべての列を対象にリアルタイムで絞り込みます。列のヘッダーをクリックすると、その列で昇順・降順にソートできます。
一覧からバックアップを選んで 「OK」 をクリック(またはダブルクリック)すると、復元ダイアログの「戻すフォルダー」にパスが入力され、「戻す先」に元の SharePoint の URL が自動で入ります。
確認だけ(ドライラン)
復元ダイアログで 「確認だけ」 ボタンをクリックすると、実際には SharePoint に書き込まずに、復元の内容をログに出力します。
ログには以下の情報が表示されます。
- 復元されるフォルダー・ファイルの一覧
- 新規・上書き・別名・スキップの件数
- データのサイズ
確認だけの実行後、そのまま復元に進むかどうかを選べます。
復元の実行
復元ダイアログで 「復元」 ボタンをクリックすると、誤操作を防ぐために確認コード(4 桁の数字)の入力を求められます。表示されたコードを入力して「OK」をクリックしてください。
復元は次の順序で進みます。
- 確認中:進捗ダイアログに「確認中...」と表示され、復元の内容を調べます(ドライランと同じ処理)。件数の確認が終わるまでの間もキャンセルできます。
- 確認ダイアログ:新規・上書き・別名・スキップの件数が表示されます。内容を確認して「はい」をクリックすると復元が始まります。「いいえ」をクリックすると復元を中止します。
- 復元中:進捗ダイアログに「復元しています...」と表示され、以下の情報がリアルタイムで更新されます。
- 新規・上書き・別名・スキップ・エラーの件数
- 現在復元中のファイルのパス
- 経過時間
- 完了:復元が終わると結果がログに表示されます。エラーがあった場合は件数とエラーの一覧が表示されます。
途中で中止したい場合
進捗ダイアログの 「中止」 ボタンをクリックすると、現在処理中のファイルの完了後に復元を中止します。すでに復元されたファイルはそのまま残ります。
制限事項
現在の復元機能には以下の制限があります。
- リストのアイテムは常に追加されます。飛ばす・上書き・別名の選択はファイル(ドキュメント ライブラリ)にのみ有効です。リストのアイテムには適用されず、復元するたびに新しいアイテムとして追加されます。
- ファイルの権限・バージョン履歴は復元されません。復元されたファイルには、復元先のライブラリの既定の権限が適用されます。バージョン履歴を含めた完全な復元は v3 で対応予定です。
- SharePoint のシステム ページは復元できません。CollabHome.aspx や Home.aspx などの SharePoint が管理するシステム ページは、API からの上書きが制限されているため、アクセス拒否(ServerUnauthorizedAccessException)になります。これらのページはエラーとしてログに記録され、復元はスキップされます。