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CHAPTER 20

コマンドライン実行

同梱されているFADCmd.exeを使うことで、以下のことがコマンドラインから行えます。

① ファイル権限レポートおよびユーザー一覧出力

② 権限変更の一括処理

③ 監査レポート(権限の差分)

④ ユーザーの実効アクセス

⑤ 削除済みアカウントの一覧と削除

⑥ 不要ユーザーの検査と権限の削除

①レポート出力

構文:FADCMD.exe コマンドオプション引数 [コマンドオプション引数…]

例)FADCMD.exe /dir c:\windows

●コマンドオプション・引数

設定コマンドオプション設定値初期値
権限出力/dir対象フォルダー(必須入力)
ファイル出力/listTRUE / FALSETRUE
ツリー階層/treeTRUE / FALSETRUE
タイムスタンプ/stampTRUE / FALSETRUE
ファイルサイズ+ファイル数/sizeTRUE / FALSETRUE
権限情報/authTRUE / FALSETRUE
共有フォルダー/shareTRUE / FALSETRUE
ソート/sortTRUE / FALSETRUE
ユーザーマトリクス/userTRUE / FALSETRUE
逆引き(ユーザ)/reverseTRUE / FALSEFALSE
逆引きの継承を出す/reverseinheritedTRUE / FALSEFALSE
継承出力を出さない(継承のみのフォルダー・ファイルを出さない)/omitinheritedTRUE / FALSEFALSE
常に出す階層(/omitinherited TRUE のときも、この階層までは出す。対象フォルダーが 1)/keeplevel1-99992
出力階層上限/level1-99999999
出力ファイル/file出力先+出力ファイル名カレントフォルダー
+自動生成ファイル名
出力形式
(EXCEL形式・テキスト形式)
/formatxlsx / txtxlsx

例)継承のみのフォルダー・ファイルを省いて、3 階層目まではすべて出す:FADCMD.exe /dir \\server\share /omitinherited true /keeplevel 3 /file c:\audit\share.xlsx

/file を省略すると、カレントフォルダーに「FAD_日時.xlsx」(/format txt のときは .txt)を作成します。

【注意】コマンドラインは、”FileAuthorityDesigner.exe”からは行えません。

【注意】行数が上限(100万行)を超えて出力を打ち切った場合は、コンソールにも表示されます。

【注意】終了コード:0=正常終了、1=異常終了、2=未実行(ヘルプ表示など)、3=行数の上限で打ち切り

②権限変更の一括処理

バージョン3.0から追加された機能で、バージョン2では利用できません。ファイル権限デザイナーで記録した権限変更の設定ファイルを読み込み、権限の一括変更ができます。

構文:FADCMD.exe /batch 設定ファイル名

例)FADCMD.exe /batch d:\settings\changepermissions.xml

※ 設定ファイルの作成方法は「15.バッチモード」を参照してください。

③監査レポート(権限の差分)

構文:FADCMD.exe /diff 前回.xlsx 今回.xlsx [/file 出力ファイル] [/diffinherited TRUE / FALSE]

例)FADCMD.exe /diff c:\audit\202609.xlsx c:\audit\202610.xlsx /file c:\audit\report.xlsx

前回と今回の権限出力(xlsx)を比べて、監査レポートを作成します(「13.ファイル権限レポート ⑥監査レポート」を参照)。

/file を省略すると、カレントフォルダーに「AuditReport_日時.xlsx」を作成します。/diffinherited は、継承の変化も出すかどうか(初期値 FALSE)です。

終了コード:0=差分なし、4=差分あり、3=行数の上限で打ち切り、1=異常終了、2=未実行

④ユーザーの実効アクセス

構文:FADCMD.exe /access アカウント権限出力.xlsx [/file 出力ファイル] [/accessinherited TRUE / FALSE]

例)FADCMD.exe /access VEGA\taro c:\audit\202610.xlsx /file c:\audit\taro.xlsx

ユーザー本人または所属するグループに権限があるフォルダー/ファイルの一覧を作成します(「13.ファイル権限レポート ⑦ユーザーの実効アクセス」を参照)。

/file を省略すると、カレントフォルダーに「EffectiveAccess_アカウント_日時.xlsx」を作成します。/accessinherited は、継承のみの権限も出すかどうか(初期値 FALSE)です。

終了コード:0=正常終了、3=行数の上限で打ち切り、1=異常終了、2=未実行

⑤削除済みアカウントの一覧と削除

構文:FADCMD.exe /orphan 権限出力.xlsx [/file 出力ファイル] [/remove TRUE / FALSE]

例)FADCMD.exe /orphan c:\audit\202610.xlsx /file c:\audit\deleted.xlsx

名前に変換できない SID(削除済みのアカウント)の権限と所有者の一覧を作成します(「13.ファイル権限レポート ⑧削除済みアカウントの一覧と削除」を参照)。

/remove TRUE を指定すると、状態が「削除済み」の SID の、直接設定された権限を取り除きます(元に戻せません)。/remove はエンタープライズ版の機能です。

終了コード:0=見つからない(一覧)・成功(取り除く)、4=見つかった(一覧)、3=行数の上限で打ち切り、1=異常終了、2=未実行

⑥不要ユーザーの検査と権限の削除

構文:FADCMD.exe /unused 権限出力.xlsx [/disabled TRUE / FALSE] [/days 日数] [/ou OU] [/accounts アカウント;…] [/file 出力ファイル] [/remove TRUE / FALSE]

例)FADCMD.exe /unused c:\audit\202610.xlsx /days 90 /ou 退職者 /file c:\audit\unused.xlsx

権限出力(xlsx)に出てくるドメインのユーザーから、条件に当たるアカウントと、その権限・所有者の一覧を作成します(「13.ファイル権限レポート ⑨不要ユーザーの検査と権限の削除」を参照)。

オプション設定値初期値
/disabledTRUE / FALSE(無効なアカウント)TRUE
/days日数(この日数以上ログオンしていない。0 で使わない)180
/ouOU(DN または OU の名前)(なし)
/accountsアカウント(手で指定。; で区切る)(なし)
/file出力ファイルカレントフォルダーに「UnusedAccounts_日時.xlsx」
/removeTRUE / FALSE(候補すべての直接設定された権限を取り除く。エンタープライズ版のみ)FALSE

【注意】/remove TRUE は、候補になったアカウントすべての権限を取り除きます(画面のように一部を外すことはできません)。まず /remove を付けずに一覧を作って確かめ、残すアカウントがあるときは /accounts で対象を絞るか、画面から取り除いてください。

終了コード:0=候補なし(一覧)・成功(取り除く)、4=候補あり(一覧)、3=行数の上限で打ち切り、1=異常終了、2=未実行